こんにちは、剣持です。
先に「東日本大震災の追悼絵灯籠、その後」というタイトルで、閖上(ゆりあげ)地区での追悼イベントについてお伝えしましたが、その後日、2度にわたり主催者側から、イベント報告と御礼状が私のところに届きました。
(入村さんからも報告が届いたとの連絡がありましたので、彼女の所にも同じものが届いているかと思います。入村さんは今年も4枚の絵を描き、参加されたそうです)
3.11関連のこういったボランティア活動やイベントは、実施するだけが手一杯と思われ、その報告を頂くことは少ないのが実情なのですが、今回、とても丁寧な御礼状と報告が届きましたので、一部、こちらでご紹介させて頂きます。
また、当日の模様はhttp://www.yuriage.jp/で見ることができます。
名取市観光物産協会の皆様、実行委員会の皆様、お疲れ様でした…ありがとうございました。
絵燈篭の絵を送って下さった方々へ
(一社)名取市観光物産協会
会 長 小島 哲夫
実行委員長 佐宗 美智代
2013年3月10日の宮城県閖上(ゆりあげ) 地区で実施された追悼イベントに際し、絵燈篭を制作するための絵(文字)をお送り頂き、ありがとうございました。
閖上地区では、震災の日に海岸から2キロ離れた中学校を目指して避難途中に無念にも無くなった人々を追悼しようと、3回忌を迎える今年、その避難道路に絵燈篭を並べて「光の道」を作るという計画を致しました。
これに必要な絵、2万枚は、膨大な数で集めることは困難を極めるだろうと予測しておりましたが、全国の皆様よりご支援頂いた結果、3万3千枚の絵が集まりました。
当日は、暴風のため、道路に並べた絵燈篭にろうそくの火を灯せませんでした。又、沿岸部の絵燈篭(1.2キロ中、900メートル分)は途中撤去を余儀なくされました。
しかしながら、困難と思われていた、1.2キロに絵燈篭を並べることができたことは、私達に希望を与えてくれました。又、夕方には(風の比較的少ない)中学校校舎周りに、絵燈篭を並べ、ろうそくに灯を灯すことができ、更に、中学校の道路を少しだけ、当初校舎内と階段に使う予定だったLEDランタンを絵燈篭の中に入れて、短い距離ですが光の道を実現させ、参加した方々に感動を与えることができました。
この度、絵を描いて下さり、又集めて下さった皆様に、重ねて御礼申し上げます。
ありがとうございました。
来年以降の、絵燈篭のイベントは継続予定であります。又、機会がありましたら、ご協力頂ければ幸いです。
震災の被災地復興に、皆様が関心を寄せて頂けることが何より、復興につながります。
今後とも、よろしくお願い致します。
記
一 イベント準備期間
○絵燈篭の絵の募集期間:2013年1月末から2月末
○絵燈篭の現地制作期間:3月1〜7日(糊付け)、8〜9日(組立)
○集まった絵の数 33,000枚
○制作した絵燈篭の数 5,500個
一 イベント開催当日(当日の様子はhttp://www.yuriage.jp/をご覧ください)
○日時場所:2013年3月10日 宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区にて
○当日並べることができた絵燈篭の数 およそ3,000個
○ろうそくの火を灯した絵灯籠の数 150個
○ボランティア数(制作期間のべ260人、当日290人)
○来場者数 1.000人